史上2頭目の香港三冠を達成したヴォイッジバブルが、英アスコット競馬場から7月のG1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスへの招待を受けたものの、これを辞退したことが分かった。地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』（電子版）が報じている。

　今季のヴォイッジバブルは1月の香港スチュワーズカップ、2月の香港ゴールドカップを連勝し、5月には初の2400メートル戦だったG1チャンピオンズ＆チャターカップも勝って1993/94シーズンのリヴァーヴァードン以来となる三冠制覇を成し遂げた。

　P.イウ調教師はキングジョージについて「彼は出走しない」と断言。「（再び海外で走るとは）思わない。もう若くはないからね」と語った。

　ヴォイッジバブルは昨季に2度の海外遠征を試みたが、G1ドバイターフでは勝負どころで落馬による不利を受ける不運で13着に終わり、G1安田記念では左回りが合わなかったこともあって17着だった。

　なお来季の予定については、香港カップやクイーンエリザベス2世カップといった2000メートルのG1への参戦が有力視されていると同メディアは伝えた。