HKJCがジ・エベレストの出走枠購入、カーインライジングが豪遠征へ
2025年06月06日 11:39
香港ジョッキークラブ(HKJC)は、芝レースとしては世界最高額となる賞金総額2000万豪ドル(約18億7000万円)を誇る10月の豪G1ジ・エベレスト(芝1200m)の出走枠を購入したと発表。これを受け、短距離王カーインライジングの陣営は興奮に沸いていると香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が報じている。
HKJCのA.ハーディング氏は「HKJCはオーストラリアンターフクラブ(ATC)とジ・エベレストの出走権に関する契約に合意した」とコメント。契約期間は2年間で、延長の可能性もあるという。
さらに同氏は「今年はカーインライジングが出走できるように枠を使う」と明言。カーインライジングを管理するD.ヘイズ調教師は「クラブがオーナーにとって可能な限り最良の条件で契約をまとめてくれたことに大変感激している」と感謝を述べた。
ヘイズ師は今後について「(昨年も勝った9月のハンデ戦)HKSARチーフエグゼクティブズカップに向けて調教するつもり」「昨年はトライアルを1回だけ使ったが、今年は出走するなら2回だろう」とコメント。「出走しない場合はジ・エベレストまで6カ月走らないことになるのではないかと心配している」と話している。