現地6日、米サラトガ競馬場でG1オグデンフィップスステークス（4歳以上牝馬、ダート9ハロン）が行われ、J.ヴェラスケス騎乗のドースヴェイダーがG1初制覇を果たした。

　最内枠から出たドースヴェイダーは3番手を確保。圧倒的な1番人気に推されていたレイジングシーが大きく離れた最後方という意外な展開となる。向こう正面で2番手に上がったドースヴェイダーは直線入り口で逃げるダズリングムーブに迫り、残り2ハロン過ぎで先頭に立つとリードを広げていき、最後は4馬身3/4をつける余裕の勝利だった。

　レイジングシーはさらに1馬身3/4差の3着まで追い上げるのが精いっぱい。2番人気のランダマイズドは途中で追うのをやめ、勝ち馬から28馬身半差の5着に終わった。

　G.ウィーバー厩舎のドースヴェイダーはガーヴィン産駒の5歳馬。2023年3月にG2デヴォナデールステークスで重賞初勝利を挙げたが、以降は同6月のエイコーンステークス2着などG1での善戦はあったものの白星が遠く、約2年3カ月ぶりの勝利が待望のG1初制覇となった。