イーストアベニューが健在アピール、米G3マットウィンSで久々の白星

2025年06月10日 13:30

 現地8日、米チャーチルダウンズ競馬場でG3マットウィンステークス(3歳、ダート8.5ハロン)が行われ、一時はクラシック候補にも挙がっていたイーストアベニューが不振から脱却する勝利を手にした。

 わずか4頭立てながら全馬がG1ケンタッキーダービー出走馬という一戦は、ダービー8着のイーストアベニューがハナを切り、11着のコールバトル、6着のバーナムスクエア、4着のファイナルギャンビットという隊列に。

 直線に入ると逃げるイーストアベニューにバーナムスクエアとコールバトルが迫ったが、イーストアベニューが最後まで粘り切って先頭でゴールに飛び込んだ。半馬身差の2着にバーナムスクエアが続き、3着にコールバトル、4着にファイナルギャンビットの決着となった。

 B.ウォルシュ厩舎のイーストアベニューはメダグリアドーロ産駒。デビュー2連勝で2G1ブリーダーズフューチュリティを勝ったが、1番人気に推されたG1ブリーダーズカップジュベナイルで9着と惨敗。今年は4月のG1ブルーグラスステークスで2着と善戦したものの、ケンタッキーダービーでは8着に終わっていた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ウォルシュ調教師は「彼はまだ終わっていなかった」とG1勝ち馬の復活を喜び、今後については1マイルから8.5ハロンのレースになる可能性が高いと語った。