英2歳G2コヴェントリーS、A.オブライエン厩舎のグスタードが1番人気に応える

2025年06月18日 16:03

 英ロイヤルアスコット開催の2歳G2コヴェントリーステークス(芝6ハロン)が現地17日に20頭により争われ、集団の3列目付近を追走したR.ムーア騎乗の1番人気グスタードが馬場の中央に進路を取ると、最後の1ハロンから力強く抜け出して完勝した。

 3馬身差の2着に内ラチ側で伸びたドゥーオアドゥーノット(17番人気タイ)、さらにクビ差の3着には外ラチ側で勝ち馬らの集団を率いた16番人気コップルが粘り込んでいる。

 グスタードはA.オブライエン調教師が管理するスタースパングルドバナー(父シュワジール)産駒の牡馬で、1カ月前の5月17日に僚馬トゥルーラブを下したデビュー戦から2連勝とした。なお、トゥルーラブは現地18日のG2クイーンメアリーステークス(2歳牝馬限定)で前売り1番人気に推されている。

 オブライエン師は英競馬メディア『attheraces.com』などに対して「あんな風にコヴェントリーを勝つことなどなかなかないし非常に見栄えがしたね」と大喜び。次走について「これを勝った馬はだいたいモルニー賞へ行くものではないかな」と示唆した。