英ダービー馬ランボーンが愛ダービーも制覇、親子3代でダービーダブルの偉業
2025年06月30日 11:15
現地29日、愛カラ競馬場でG1愛ダービー(3歳、芝12ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗のランボーンが父のオーストラリア、2代父のガリレオに続く親子3代での英愛ダービー制覇の偉業を成し遂げた。
ゲートを決めたランボーンは序盤こそ3番手に控えたが、2ハロンを過ぎたあたりから逃げるサーディナダンとほぼ並ぶ2番手に。残り5ハロンからの下り坂で早くも鞍上の手が動き始める。
直線残り2ハロン過ぎで粘るサーディナダンを振り切ったランボーンは、3番手から追い上げてきた同厩馬シリアスコンテンダーも抑え込んで先頭でゴール。史上20頭目の英愛ダービー制覇を果たした。
2着は3/4馬身差でシリアスコンテンダーが入り、3着はさらに2馬身1/4差で英ダービー2着のレイジーグリフ。同3着で2番人気のテネシースタッドは4着までで、3番人気のプライドオブアラスは10着に沈んだ。
愛ダービー3連覇、歴代最多を塗り替える17勝目を挙げたA.オブライエン調教師は「ランボーンはとても素直で、距離もしっかりこなす馬だ」「キングジョージにも凱旋門賞にも勝てる馬かもしれない」と絶賛したと競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が伝えている。