G3愛インターナショナルSを完勝のトラストユアインスティンクト、秋には豪州遠征か

2025年07月02日 13:40

 現地628日、G3愛インターナショナルステークス(3歳以上、芝10ハロン)がカラ競馬場で行われ、逃げ馬の背後で3番手を追走した1番人気のトラストユアインスティンクトが、直線の残り2ハロンから抜け出して完勝した。

 3馬身1/4差の2着に出遅れて最後方の6番手から大外を追い込んだ4番人気のラファイエット、さらに1/2馬身差の3着には2番人気のディープワンが逃げ粘った。

 トラストユアインスティンクトはJ.オブライエン調教師が管理するチャーチル(父ガリレオ)産駒の5歳セン馬で、昨年9月のG3キルターナンステークス以来となる2度目の重賞制覇。今年は初戦のG2ネオムターフカップでシンエンペラーの8着に敗れ、帰国2戦目のG2ムーアズブリッジステークス3着から前走はリステッドを勝っていた。

 愛競馬メディア『irishracing.com』によるとオブライエン師は「(前走のリステッドから)クラスが上がり斤量増で距離短縮していたから簡単ではなかったが、本当に目を引いたね。彼とすれば過去最高と言えるかもしれない」と称賛。今後について「秋にどこかへ遠征するのは間違いない。オーストラリアへ行くこともできるから、たくさんの選択肢がある」と話している。