エクリプスSでG1連勝狙うオンブズマン、J.ゴスデン師は3歳勢を警戒

2025年07月02日 13:50

 前走のプリンスオブウェールズステークスでG1初制覇を飾り、BHA(英国競馬統括機構)から現役最高のレーティング128ポンドに評価されたオンブズマン。G1連勝を狙うエクリプスステークス(7月5日)に向け、J.ゴスデン調教師は3歳勢を警戒している。

 レースのスポンサーである大手ブックメーカー『コーラル』から単勝2.5倍の1番人気に推されているオンブズマンだが、馬齢重量戦で10ポンド(約4.5kg)重い斤量を克服して3歳馬に勝てば、2019年のエネイブル以来となる。

 英競馬メディア『racingpost.com』はゴスデン師がジョッキークラブに対して語った内容を引用する形でコメントを紹介し、その中でゴスデン師は「3歳馬が非常に良さそうだね。仏ダービー馬(カミーユピサロ)がいて、脅威となる馬も何頭か参戦してくる。様子を見ないとね」と3歳勢を警戒。

 自身の管理馬であるフィールドオブゴールドが疑いようのないリーダーとなっていることで、3歳世代のレベルに知見を得られたかという問いに対しては「恐らくね。でも、彼らは異なる距離を走ってきた。フィールドオブゴールドの評価はルーリングコートと並んでいる部分もあるが、3歳馬たちは非常に中身の詰まった集団に見えるし、エキサイティングなレースになるだろう」と、まだ定かでない面があることも認めている。

「それにソジーもやってくる。彼は恐らくフランスの10ハロンから12ハロンで最強だよ。我々のサルディニアンウォリアーはイスパーン賞で彼の2着だし、その前にはドイツで勝っていたんだ。実にホットな対戦になるね」と古馬にも強敵がいることを指摘した。