フランスの古馬勢でエース格のソジーが初めてイギリスへ遠征し、現地5日のエクリプスステークスでG1レース3連勝を狙っている。

　A.ファーブル厩舎のシーザスターズ産駒ソジーは、昨年7月にパリ大賞でG1初制覇。10月のG1凱旋門賞は4着に終わったが、今年は4月のガネー賞、5月のイスパーン賞とG1を2連勝している。

　昨年後半は12ハロン路線を主戦場としていたソジーだが、今年は10ハロンと9ハロンで連勝。陣営のレーシングマネージャーであるP.ビューロー氏は「ここ2戦の勝利で多くのことが変わった。現時点で（サンダウン競馬場の）馬場状態は分からないが、良馬場なら彼は満足してくれるだろう」と語った。

　オーナーであるヴェルテメール兄弟の所有馬が最後に英G1を制したのは10年前で、名マイラーのソロウがクイーンアンステークス、サセックスステークス、クイーンエリザベス2世ステークスを連勝した。ビューロー氏は「私たちはそれほど頻繁に遠征するわけではないが、勝機のある馬を送り出したいと考えている」「とてもエキサイティングなレースになるだろう。ソジーが今年の素晴らしい勢いを持続してくれることを願う」と話していた。