現地1日と2日に行われたタタソールズ・オンライン・ジュライセールにて、注目の2歳牝馬フローレスフュージョンが最高値の14万ギニー（約2900万円）で落札された。

　フローレスフュージョンはJ.ボルジャー調教師の自家生産馬。父ドーンアプローチも同師の自家生産馬で、母父はハーザンドという血統。近親には豪G1メルボルンカップを勝ったトワイライトペイメントがいる。

　6月末のデビュー戦はレパーズタウン競馬場の芝7ハロンで半馬身差の2着。同馬を落札したブランドフォード・ブラッドストックのS.ボーマン氏は「高い能力を発揮済みの馬を見つけるのは難しいもの。彼女は当歳馬や1歳馬の価格と比較して、価値ある馬に見える」と語った。

　また今回のセールではアイルランドの名調教師で、今年6月に92歳で死去したK.プレンダガスト氏の管理馬が出品されたことも注目を集め、2番目に高額の5万8000ギニーで落札された2歳未出走のマサー産駒マガースセレーター（ウォーフロント産駒の半兄ホワイトクリフソフドーバーは仏G1ジャンリュックラガルデール賞3着）を筆頭に10頭全てが合計24万1800ギニーで落札された。