フィリーズフォッグが米G2サバーバンSを逃げ切り、ロックドは追走一杯で完敗
2025年07月06日 09:35
現地4日、米サラトガ競馬場で行われたG2サバーバンステークス(4歳以上、ダート10ハロン)は、4番人気のフィリーズフォッグが発馬良く主導権を握ると直線入口までに4馬身ほどのリードを築き、2番手から食い下がる2番人気アンティクアリアンを際どく振り切った(アタマ差)。
1番人気のロックドは勝ち馬の背後で3番手追走も、道中で鞍上に促されるなど行きっぷりが今ひとつ悪く、さらに6馬身1/4差の3着に敗れた。
フィリーズフォッグはG.ロドリゲス調教師が管理するアスターン(父メダグリアドーロ)産駒の5歳セン馬。もともとはゴドルフィンの生産・所有でデビューしたが、2023年11月のセールで売却され、さらなるオーナー変更を経てロドリゲス厩舎に移った。前走のG3ピムリコスペシャルステークス(2着)で初めて重賞に挑戦し、ロドリゲス師ともども今回が重賞初制覇で通算成績を18戦9勝(2着4回)としている。
ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、ロドリゲス師は「我々はこの馬を手にできて本当に感謝している」「このようなレースを勝てるなんて素晴らしい気分だ。彼の脚が上がっていたし、最後の約100メートル(地点)からゴールまではやられるのではないかと凄く凄く心配だった。我々は何も考えられないくらい叫んでいたよ」と差し切られる寸前だったゴール前を振り返っている。