英ヘイドック競馬場で現地5日にG2ランカシャーオークス（3歳以上、芝12ハロン）が行われ、単勝1.3倍の圧倒的人気を集めたエストレンジが2番手追走から残り2ハロンで先頭に立つと、背後でマークしていた2番人気シーニックの追撃をクビ差に封じた。

　4頭立てのレースは最低人気のラブトークを行かせてエストレンジが5馬身ほど離れた2番手を追走。直後でシーニックがマークして残り2ハロンから一騎打ちとなり、エストレンジが食い下がるシーニックをねじ伏せた。さらに8馬身1/2差の3着にラブトークが入線している。

　D.オメーラ調教師が管理するナイトオブサンダー産駒の4歳馬エストレンジは、今回と同舞台で行われた前走のG3レスターピゴットフィリーズステークスから連勝で2度目の重賞制覇とした。

　英競馬メディア『racingtv.com』などによると、オメーラ師は「これでG2を勝ち5戦4勝なのだからブリリアントだ。雨が降ったのも助けになった。彼女は道悪を頼りにする訳ではないが、速すぎる馬場は本当に好まないんだ」と勝因に触れ、次走についてヨークシャーオークス（8月21日）と明言した。

　なお、大手ブックメーカー『ベット365』は、ヨークシャーオークスにおけるエストレンジの前売りオッズを6倍としている。