仏G1パリ大賞、C.デムーロに乗り替わったルファールが金星

2025年07月14日 14:15

 日本のエンターテインメント企業サイゲームスがメインスポンサーとなって行われた仏G1パリ大賞(3歳、芝2400m)は、テン乗りだったC.デムーロ騎乗のブービー人気馬ルファールが1番人気のトリニティカレッジをゴール寸前で差し切る決着となった。

 レースは最低人気のフランクリーグッドセンがハナを切り、トリニティカレッジは2番手、ルファールは34番手にポジションを定める展開に。隊列にほぼ変化なく最後の直線に入ると残り約400メートルでトリニティカレッジが先頭に立ち、これにルファールも呼応して猛追。じわじわと差を詰めたルファールがギリギリで差し切りに成功し、短アタマ差の勝利をもぎ取った。3着はさらに5馬身半差でニューグラウンドだった。

 JC.ルジェ厩舎のルファールはルアーブル産駒。重賞初挑戦だった前走のG1仏ダービーは17着と完敗していたが、初めてデムーロ騎手が手綱を取った今回は見事な変わり身を見せた。

 ルジェ調教師は『スカイスポーツ・レーシング』に対し、「彼がとても優秀なのは分かっていたが、(仏ダービー後は)彼に新たな自信をつける必要があった」とコメント。今後は9月の仏G2ニエル賞から10月の仏G1凱旋門賞に向かう可能性を示唆した。