ジュライCで微妙な結果のノータブルスピーチ、次走はG1昇格のシティオブヨークSに
2025年07月16日 13:20
ジュライカップで初めての6ハロンに挑み、5着に終わったノータブルスピーチについて、C.アップルビー調教師が次戦で今年からG1に昇格するシティオブヨークステークス(8月23日)に出走させる意向を明かした。英競馬メディア『attheraces.com』などが報じている。
昨年の英2000ギニーを制したノータブルスピーチは、その後にサセックスステークスも勝ったものの、前走までに挙げた勝利はその1勝のみ。今シーズンの1マイル戦(ロッキンジステークスとクイーンアンステークス)では終盤に勢いを失う感じになった。
それを受け、調子を取り戻すきっかけになるかどうかを見極めるために、前走のジュライCで6ハロンに短縮したが、距離が未知数であったにもかかわらず、単勝3.1倍の1番人気の支持を集めた。
しかし、その結果は5着で復活とはならなかった。アップルビー師は「ウィル(ビュイック騎手)は本当にがっかりした様子で、全て上手くいったと思っていたのに、彼(ノータブルスピーチ)は最後まで仕事をやり遂げなかったと言っていた」と集中力不足を示唆。「1マイルでも同じことを見てきたので、もう少し注意深く観察する必要があるかもしれない」「このレベルで初めてスプリントした後では、すぐに評価を下すのは難しくなるものさ」と敗因について具体的な言及を避けた。
そして、ノータブルスピーチの今後については「当初からの計画通り、ヨークに行って中間距離の7ハロンに合わせない理由はないと思う」「もし馬の回復が良ければ、シティオブヨークSに向かうよ。そうしない理由は見当たらない」とコメントしている。
また、ジュライCで2番人気ながら8着だった僚馬シンボルオブオナーについては、ニューマーケット競馬場の適性を敗因に挙げ、「オイシン(マーフィー騎手)が将来はG1スプリンターになる馬と言っていたから、ヘイドックかその辺りに行ってスプリント戦を続けるよ。滑らかな馬場は彼にぴったりだろう」と続けた。