愛G2ミンストレルS勝ちのディエゴヴェラスケス、次走でアスコリピチェーノと対戦か

2025年07月23日 13:25

 愛カラ競馬場で現地20日に行われたG2ミンストレルステークス(3歳以上、芝7ハロン)は、1番人気のディエゴヴェラスケスが2番手追走から残り1ハロン標識で抜け出すと、自身の背後で包まれていた9番人気イーストハンプトンの追撃を際どく退けた(クビ差)。

 さらに1馬身1/2差の3着争いは勝ち馬の内で追い出しを待たされたムタサレフが制し、2番人気のルームサービスは勝ち馬を外でマークするも8着に沈んだ。

 ディエゴヴェラスケスはA.オブライエン調教師が管理するフランケル産駒の4歳牡馬で、昨年9月のG2ソロナウェイステークス以来となる重賞4勝目。次戦のブリーダーズカップマイルは体調不良でレース当日に取り消し、それ以来だった前走のクイーンアンステークスでは9着に終わっていた。

 英競馬メディア『racingtv.com』によると、オブライエン師は前走のクイーンアンSの敗因を一頓挫でぶっつけ本番になったこととし、クイーンアンSに自信を持って臨めなかったと打ち明けた。その上でディエゴヴェラスケスの適正距離を1マイルとして「あれから変わり身は大きいだろうと分かっていたし、今日は7ハロンでよく勝ってくれた」「サセックスステークスかジャックルマロワ賞あたりに向けて、またマイルに戻すつもりだよ」「シーズン終盤には9ハロンや10ハロンも問題ないと思う」とコメントしている。