6月末のサンクルー大賞で待望のG1初制覇を飾ったカランダガン。関係者たちは現地26日にアスコット競馬場で行われる英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスでのG1連勝に期待を膨らませている。

　英競馬メディア『At The Races』によると、カランダガンを所有するアガ・カーン殿下のフランスにおけるレーシングマネージャー、N.ラウス氏は「非常に調子がよく、サンクルーでの勝利も素晴らしいものだった。最終追い切りで乗ったバルザローナ騎手と話をしたが、彼もとても満足していた」と手応え十分の様子。

　今回は2走前の英G1コロネーションカップにて半馬身差で敗れたヤンブリューゲルとの再戦となるが、ラウス氏は「ヤンブリューゲルとの差はそれほど大きくない」とコメント。「エプソム（コロネーションC）は稍重だとされていたが、実際はもっと柔らかいように感じた。それを言い訳にすることはできないが、硬い馬場の方が加速力に優れているのではないかと思う」「良馬場で加速力を生かせる時が、彼の最高のパフォーマンスを発揮する時だろう」と語っている。