同厩馬が重賞で1着同着の珍事、英G3オークツリーS
2025年07月31日 12:32
現地30日、英グッドウッド競馬場でG3オークツリーステークス(3歳以上牝馬、芝7ハロン)が行われ、共にR.ベケット厩舎のサッカラサンズとタビティが1着同着という結果となった。
レースはR.ムーア騎乗のタビティが先手を取り、R.ライアン騎乗のサッカラサンズも2番手で追走。残り2ハロン付近でサッカラサンズが並びかけると長い叩き合いが始まり、いったんはタビティが半馬身ほど前に出たが、ゴール寸前でサッカラサンズがひと伸びして同着に持ち込んだ。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ベケット調教師は「私がロッサ(ライアン騎手)頑張れ、ライアン(ムーア騎手)頑張れと叫んでいたので、娘は笑っていたよ。これまで管理馬2頭がデッドヒートで1着同着なんて一度も味わったことがない。忘れられない出来事になった」と語った。
オアシスドリーム産駒の3歳馬サッカラサンズはリステッドからの連勝で重賞初制覇。キングマン産駒の3歳馬タビティは昨年の英G3ディックプールフィリーズステークス以来の重賞2勝目となった。