9日に英国のアスコット競馬場で行われた騎手招待競走「シャーガーC」は岩田望来騎手（25）、坂井瑠星騎手（28＝矢作）、S・ナレドゥ騎手（40、インド）のアジア選抜が優勝した。3騎手が合計で68ポイントを獲得し、67ポイントの欧州選抜、62ポイントの英国・アイルランド選抜、55ポイントの世界選抜を上回った。

　坂井騎手は第4戦のシャーガーCスプリントで英国初勝利を挙げ、岩田望騎手は最終戦のシャーガーCマイルで10頭立て9番人気の馬を2着に導き、優勝に大きく貢献した。主将を務め、第2戦のシャーガーCステイヤーズを制したナレドゥ騎手は「本当にうれしいですし、キャプテンを務めることができて、誇りに思います。（アジア選抜が）6レースで2勝を挙げ、それ以外にもポイントを獲得できたのは素晴らしいこと。全員が楽しむことができましたし、この大会に参加できたことは大きな意味を持つと思います」と喜びを語っている。

　個人表彰はヒュー・ボウマン騎手が32ポイントを獲得し、最多ポイント獲得者の「シルバーサドル賞」に輝いた。坂井騎手は25ポイントを獲得し、3位。岩田望騎手は20ポイントを獲得している。

出典：日刊スポーツ