現地9日、米コロニアルダウンズ競馬場でG2ビヴァリーD.ステークス（3歳以上牝馬、芝9.5ハロン）が行われ、J.カステリャーノ騎乗のシャーリーンズドリームが逃げ切った。

　先頭に立って最初のコーナーを回ったシャーリーンズドリームは直後にビーユアベストを従え、3番手以下は大きく離す展開に。そのまま最後の直線に入ると追いすがるビーユアベストを振り切り、最後は2番手に上がってきたスパニッシュアイズに1馬身半差を付けてゴールした。

　E.モガーJr.厩舎のシャーリーンズドリームはスパイツタウン系クーバーン産駒の4歳馬。5月のG3ギャロレットステークス以来となる重賞2勝目を挙げた。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、モガー調教師は「まだまだ成長の余地がある。彼女は速く走れて、疲れない。ずっと走り続けるのが彼女の持ち味だ」とコメント。オーナーのC.テイラー氏は11月のブリーダーズカップ開催への出走意欲を見せたうえで「出場権を得るには、あと一戦が必要かもしれない」とし、モガー師の采配にゆだねる意向を示した。