今年も「世界の矢作」が落札だ－。夏のビッグレースが開催されているフランスのドーヴィルで16日、アルカナ社8月（オーガスト）1歳セールの初日が行われ、矢作芳人調教師（64）がシユーニ産駒（牡1、母ブリンジャル）を落札した。母の父はキングマンで、母の半姉にパッセージオブタイム、タイムピースという2頭のG1馬、近親にトワイスオーバーがいる血統。落札額は32万ユーロ（約5400万円）だった。その他の日本の関係者はジェイエスがスペースブルース産駒の牝馬（牝1、母アフリカ）を20万ユーロ（約3400万円）で落札している。

　矢作師は22年の当セール2日目に凱旋門賞馬ソットサスの全弟（父シユーニ）を210万ユーロで落札。藤田晋オーナーにシンエンペラー（牡4）と名付けられた同馬は国内外のG1競走で活躍を続けている。

出典：日刊スポーツ