現地16日、米サラトガ競馬場でG1アラバマステークス（3歳牝馬、ダート10ハロン）が行われ、J.オルティス騎乗のナイトロジェンがケンタッキーオークス馬グッドチアらに快勝した。

　前走のG1エイコーンステークスを逃げ切ったラキャラが今回も先手を取り、2番手にナイトロジェン、やや離れた3番手にグッドチアという隊列でレースは進行。第3コーナーでナイトロジェンが持ったままラキャラに迫ったのに対し、グッドチアは早くも鞍上の手が動き始める。

　抜群の手応えで先頭に立ったナイトロジェンは直線入り口で満を持してスパート。そこへ2番手に上がってきたグッドチアも懸命に追いすがるが、ナイトロジェンが最後まで並ばせることなく1馬身半差の勝利を収めた。

　3着にはさらに6馬身差でマージーズインテンションが続き、勝ち馬と同じM.キャシー厩舎のラキャラはさらに6馬身半差の4着に沈んだ。

　ナイトロジェンはメダグリアドーロ産駒。2歳時は未勝利ながらG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフで3着に入り、年明けからは芝とダートの両方を走って重賞4勝を含む5連勝。前走の芝G1ベルモントオークスは2着に敗れたが、ダートに戻ったここでG1初勝利を手にした。