【ジャックルマロワ賞】2着ノータブルスピーチ&3着ダンシングジェミナイ陣営はかく語りき
2025年08月19日 13:10
<ジャックルマロワ賞>◇17日=ドーヴィル(フランス)◇G1◇芝直線1600メートル◇3歳上◇出走10頭
ゴドルフィンのノータブルスピーチ(牡4、C・アップルビー)はゴール前の猛追及ばず、頭差の2着だった。ビュイック騎手を背に道中は馬群の後方で待機。手応えがもうひとつのアスコリピチェーノの横から最後は力強い加速を見せた。
昨年は英2000ギニー、サセックスSを制覇。その後は白星から遠ざかっているが、復調の手応えをつかむ走りだった。チャーリー・アップルビー師は「この馬の走りには満足しています。わずかな差で負けたのはもちろん悔しいけど、なによりも大切なのは彼が最高の状態に戻ることです。マイルは彼にとってベストの距離で、前走(ジュライC5着)は距離を短くしてみましたが、試すことが必要なこともあります。この後はカナダのウッドバインマイルからBCマイルに向かうことになるでしょう」と語っている。
3着だったダンシングジェミナイ(牡4、R・ティール)のロジャー・ティール師は「本当に素晴らしい走りを見せてくれました。馬場が少し速すぎたかもしれないし、最後の100メートルは伸び切れなかったかもしれませんが、トップクラスのパフォーマンスでした。ダンシングジェミナイは今日の勝ち馬(ディエゴヴェラスケス)にこれまでに3回先着していますが、そのときは軟らかい馬場で、それが合っていたのでしょう。今日の馬場はディエゴヴェラスケスに合っていたのだと思います。ただ、ダンシングジェミナイもG1勝利は目前です」と馬をたたえた。今後については「次走はパリロンシャン競馬場のムーランドロンシャン賞に向かいます。重い馬場ではなく、もう少し軟らかい馬場になってくれるといいですね」と語っている。