マーフィー騎手が初の自叙伝!タイトルは「犠牲~チャンピオンジョッキーの過ごした1年間」
2025年08月20日 20:54
オイシン・マーフィー騎手(29)が19日、自身のXで初の自叙伝を出版することを明らかにした。
本のタイトルは「Sacrifice: A Year in the Life of a Champion Jockey」で直訳すると、「犠牲 チャンピオンジョッキーの過ごした1年間」。4度目の英国リーディングジョッキーに輝いた昨年(24年)1年間の生活を明かす内容になっており、10月9日に発売される。
マーフィー騎手はXで「10月に本を出版することを発表できてうれしいです。2024年に執筆を続け、競馬と馬への情熱、そして騎手の1年がどのようなものかを皆さんにお伝えしたいと思っていました。読者の皆さまに正直に、そして、より深く理解していただけることを願っています。そして、私と仲間の騎手たちが毎シーズンどのような経験をしているのか、少しでも伝われば幸いです」とつづっている。
出版する英国のペンギン社は本について、「4度のチャンピオンに輝いたオイシン・マーフィーによる、プロ騎手の波瀾(はらん)万丈の1年間を、痛烈なまでに正直に描いた作品。未熟児として生まれ、砂糖一袋よりも軽い体重で育ったオイシン・マーフィーの人生は、常に苦難の連続だった。幼い頃から馬との交わりを見いだし、馬の力強さと精神に魅了され、鞍への天賦の才を見いだした。オイシンは瞬く間に競馬界で最も才能あふれる騎手の一人としての地位を確立した。しかし、競馬の頂点に立つには、彼の心身を限界まで追い込む綱渡りのような日々が必要だった」と内容を紹介している。
マーフィー騎手は短期免許で来日経験があり、日本の競馬ファンにもおなじみのトップジョッキー。海外遠征する日本馬でも多く結果を出し、今年も英国のリーディングジョッキー争いで首位を独走している。20日にヨーク競馬場で行われるインターナショナルSではシーザファイア(牝4、A・ボールディング)に騎乗する。