出世レースの英2歳G3エイコムS、今年はゲワンが快勝
2025年08月21日 13:25
現地20日、英ヨーク競馬場でG3エイコムステークス(2歳、芝7ハロン)が行われ、P.J.マクドナルド騎乗のゲワンが2番手追走から抜け出して鮮やかに快勝した。
外枠から2番手の好位につけたゲワンは残り2ハロン付近で先頭に立ち、外から迫る2番人気のイタリーにいったんは詰め寄られたものの、ゴール前で再び突き放して1馬身半差の勝利を収めた。
A.ボールディング厩舎のゲワンはナイトオブサンダー産駒。近親には仏G1サンタラリ賞を勝ったコケレールがいる。自身は7月のデビュー戦から無傷の2連勝での重賞制覇となった。
ボールディング調教師は競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に対し、「PJ(マクドナルド騎手)は彼の走りに感銘を受け、もう少し伸びしろがあると言っていた。来年は1マイルで走ると思うが、今年は7ハロンのままの予定だ」と語った。
近年のエイコムSの勝ち馬は活躍馬が多く、2018年のフェニックスオブスペインは愛2000ギニー、22年のシャルディーンは英2000ギニーを制覇。20年のギアアップは仏2歳G1クリテリウムドサンクルーを勝ち、21年のロイヤルパトロネージは古馬になって豪G1カンタベリーステークスを制している。