「彼が年度代表馬だ」トラヴァーズS10馬身差圧勝の米2冠馬ソヴリンティはBCクラシックへ
2025年08月25日 15:00
23日にサラトガ競馬場で行われた「真夏のダービー」、G1トラヴァーズSを10馬身差で圧勝した米2冠馬ソヴリンティ(牡3、W・モット)はBCクラシック(G1、ダート2000メートル、11月1日=デルマー)を目標にする。ブラッドホース電子版が伝えている。
ソヴリンティはフロリダダービー2着から挑んだケンタッキーダービーを快勝。プリークネスSはスキップしたが、3冠最終戦ベルモントSで2冠を達成。その後、ジムダンディSをステップにトラヴァーズSを制した。トラヴァーズS初勝利となったモット師は「ケンタッキーダービーも素晴らしかったけど、トラヴァーズSも勝ちたいレースでした」「彼は着差をつけて勝つ馬ではないので、(10馬身差の勝利は)予想外でした」「トラヴァーズSは勝ちましたが、BCクラシックに出走すれば、それが今年最もタフなレースになるでしょう」と勝利の喜びを語りつつ、秋の大一番へ向けて気を引き締めている。
ブラッドホース電子版はソヴリンティを絶賛する他陣営の談話も紹介。昨年の年度代表馬ソーピードアンナを管理するケニー・マクピーク師は「BCクラシックを勝てなかったとしてもソヴリンティが年度代表馬だ。彼は本当に素晴らしい馬だ。私は彼の大ファンです」と認め、スティーブ・アスムッセン師は「ソヴリンティはなんて素晴らしい馬だ。信じられないほど素晴らしい。世代を超えて愛される存在になるかもしれません」とたたえている。
BCクラシックへ向けてはソヴリンティ、同じ3歳世代のジャーナリズム、4歳世代で昨年覇者のシエラレオーネ、フィアースネス、日本のフォーエバーヤングなどが有力馬となっている。30日には西海岸のデルマー競馬場でG1パシフィッククラシックが行われ、ジャーナリズムとフィアースネスが激突する予定になっている。