凱旋門賞に遠征するダービー馬クロワデュノール（牡3、斉藤崇）がステップレースに予定しているプランスドランジュ賞（G3、芝2000メートル、9月14日＝パリロンシャン）に英国のダミュソス（牡3、J＆T・ゴスデン）が参戦予定であることがわかった。25日、アットザレーシズ電子版が報じている。

　ダミュソスはカタールの王族が率いるワスナンレーシング所有のフランケル産駒。ダンテS2着から挑んだ英ダービーは最下位18着に敗れたが、前走ドーヴィル競馬場のリステッド競走「ヌレイエフ賞」を快勝。昨年のヌレイエフ賞を勝ったのが同じゴスデン厩舎のオンブズマン（プリンスオブウェールズS、英インターナショナルSを勝利）だったこと、オンブズマンが次走でプランスドランジュ賞を勝っていることから参戦するかどうか注目を集めている。

　ワスナンレーシングの関係者は「昨年、ジョンとタディ（ゴスデン親子）はこのレースをオンブズマンで勝利していますし、同じルートを歩むつもりです。状態さえ良ければ、数週間後にプランスドランジュ賞に出走するでしょう」とコメントしている。

　プランスドランジュ賞は昨年まで3歳限定戦だったが、今年から古馬も出走が可能。クロワデュノールの他、キングジョージ6世＆クイーンエリザベスS覇者のカランダガン（別定戦で出走なら負担重量は61キロ）などが登録を行っている。1着賞金は3万6600ユーロ（約620万円）。ダミュソスは初回登録を行っていないため、出走には5760ユーロ（約98万円）の追加登録料が必要になる。

出典：日刊スポーツ