伝統のイボアHはエシカルダイアモンドが人気に応える、メルボルンCには遠征せず
2025年08月27日 13:10
英国のハンデ戦で最高賞金のイボアハンデキャップ(4歳以上、芝14ハロン)が現地23日にヨーク競馬場で22頭により争われ、W.ビュイック騎乗の1番人気エシカルダイアモンドが好位の後ろで馬群の外を追走すると、直線半ばで外ラチ沿いから抜け出し完勝した。
2馬身1/2差の2着に4番手追走の9番人気アセンディングが続き、さらに1/2馬身差の3着には3番手からクイーンズタウン(11番人気タイ)が粘り込んだ。前走でG1グッドウッドカップ5着の2番人気フレンチマスターは逃げるも21着に大敗した。
エシカルダイアモンドはW.マリンズ調教師が管理するオータード産駒の5歳セン馬。2023年4月のデビューから平地と障害の兼用で使われ、前走はロイヤルアスコット開催のデュークオブエジンバラステークス(ハンデ戦)を1番人気で快勝していた。
イボアHの勝ち馬には豪メルボルンカップの優先出走権が与えられ、欧州からの窓口になっているが、英競馬メディア『racingtv.com』のインタビューに答えたマリンズ師は遠征を否定。「脚にボルトを使った古傷があるから彼らに相手にされない」と厳格な獣医検査が壁になる事を理由に挙げ、今後は愛セントレジャーなど平地重賞も視野に入れるとした。