豪オークス馬トレジャーザモーメントが9連勝、メムジーSで4度目のG1制覇
2025年08月31日 07:39
豪G1メムジーステークス(3歳以上、芝1400m)が現地30日にコーフィールド競馬場で行われ、D.レーン騎乗の3番人気トレジャーザモーメントが好発から中団に控えると、内ラチ沿いを進んで迎えた直線では外から追いすがる4番人気ミスターブライトサイドを2.5馬身差と寄せつけず快勝した。
最内枠のトレジャーザモーメントはハナも切れそうなスタートから内ラチ沿いの4、5番手に控えると、直線入口では先行する2頭の間を突いて難なく抜け出し、3番手から外を回ったミスターブライトサイドに先んじて押し切った。
さらに0.5馬身差の3着には最後方の9番手から勝ち馬の通ったコースに続いてバッカルー(8番人気タイ)が入線。1番人気のアナザーウィルは勝ち馬と道中並走も外を回った直線で伸び切れず6着に敗れた。
トレジャーザモーメントはM.ラウリー調教師が管理するデインヒル系アラバマエクスプレス産駒の4歳牝馬。3歳の昨年はクラウンオークス、ヴァイナリースタッドステークス、オーストラリアンオークスを制しており、4歳初戦で4度目のG1制覇(重賞7勝目)を飾るとともに連勝を9に伸ばした。
豪競馬メディア『racing.com』によると、ラウリー師は今後のトレジャーザモーメントについて「ターンブルステークスに向けてマカイビーディーヴァステークスというプランだった。その後にコックスプレートかコーフィールドカップにするかを決めることになる」と発言。オーナーのユーロンインベストメンツがヴィアシスティーナも所有しているため使い分けられる可能性を示唆しつつも「ザ・バレー(ムーニーバレー競馬場)の2000mは彼女にチャンスがあるはずだ」と、コックスプレートに意欲をにじませている。