米G2フラワーボウルS、ベレーザが快勝でBCフィリー&メアターフに挑戦へ

2025年09月03日 13:00

 米G2フラワーボウルステークス(4歳以上牝馬、芝11ハロン)が現地830日にサラトガ競馬場で行われ、最後方の7番手で2周目の向正面を通過した2番人気のベレーザが内ラチ沿いから進出すると、2着の6番人気アンバーカスケードに2馬身1/4差をつけて快勝した。

 さらに1/2馬身差の3着に3番人気のビーユアベストが逃げ粘り、1番人気のラメハナは勝ち馬と前後する位置から馬群の外を回って4着に敗れた。

 ベレーザはM.クレメント調教師が管理するシユーニ産駒の4歳馬でモイグレアスタッドの自家生産。20237月にアイルランドのG.ライオンズ厩舎からデビューし、今年5月にアメリカ移籍初戦のG3シープスヘッドベイステークスで重賞初制覇を飾っていた。これが3戦ぶりの白星でブリーダーズカップフィリー&メアターフの優先出走権を獲得した。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトが紹介したコメントで、クレメント師は「ブリーダーズカップを検討しなければいけないかもね。1マイル3/811ハロン)だし、彼女にはピッタリかもしれない」「もし何かするなら、ワヤ(ステークス)で走らせるアイデアを検討してみるが、そうするか、BCまで温存するかは分からない」と、BC挑戦が前提の考えを明かしている。