​クロワデュノールが凱旋門賞の前哨戦を勝利、前売り3番人気に

2025年09月15日 10:40

 現地14日、仏パリロンシャン競馬場でG3プランスドランジュ賞(芝2000m)が行われ、日本から参戦したクロワデュノールが海外重賞初制覇を飾った。

 レース前半は4番手に控えたクロワデュノールは、そのまま直線に入ると残り500メートル過ぎで先行勢の外からスパート。残り100メートル付近で先頭まで突き抜けると、最後は馬群をさばくのに手間取ったダリズが猛追してきたものの、短アタマ差で凌ぎ切った。

 クロワデュノールはキタサンブラック産駒の3歳馬。6月のG1日本ダービー制覇以来のレースを制したことで、大手ブックメーカー『パディパワー』での凱旋門賞の前売りオッズは3番人気の9倍までカットされた。

 大手ブックメーカー『コーラル』は仏G2ギヨームドルナノ賞を勝ったアロヒアリイ、仏G2フォワ賞を制したビザンチンドリームを含めた日本馬3頭が凱旋門賞を初制覇するオッズを4倍に設定。同社のD.スティーブンス氏は「歴史的勝利への長い挑戦が、来月に幕を閉じるというオッズが4倍になった」と語った。