​シンエンペラーが凱旋門賞を回避、海外メディアも報じる

2025年09月18日 10:17

 現地13日のG1アイリッシュチャンピオンステークスで6着に敗れたシンエンペラーが、目標としていた10月の仏G1凱旋門賞を回避することが矢作芳人厩舎から発表された。この一報は競馬メディア『Thoroughbred Daily News』でも報じられている。

 シンエンペラーは昨年3着だった愛チャンピオンSに2年連続で参戦。しかし今年は見せ場を作れないまま6着に沈み、レースぶりに異常を感じた陣営は15日に内視鏡検査を行った結果、喘息(炎症性下気道症候群)ならびに中程度の肺出血(EIPH運動誘発性肺出血)が認められた。

 矢作厩舎の公式Xによると、「ただちに完全休養を必要とするような症状ではありませんが、凱旋門賞をベストの状態で臨むことは難しいと判断」し、同レースの回避を決定。今後は9月28日に帰国し、ジャパンカップ(11月30日)を目標に再調整する予定だという。