28日に中山競馬場で行われるG1スプリンターズステークスに参戦する香港馬ラッキースワイネスが24日、同競馬場の芝コースで調教を行った。

　ラッキースワイネスは芝の外コースにて、ダク右回りで1/4周、ギャロップ右回りで1周、常歩左回りで1/4周を消化。さらにパドックスクーリングをこなした。

　K.マン調教師は「今朝の追い切りでの動きはとても良かったし、本番前の試走としては良い内容だったと満足している。馬の体調も良いと思う。香港を出発してから久し振りに馬の様子を見たが、調子は良くなっている」とコメント。

　騎乗したK.リョン騎手は「好奇心が強い馬なので、今朝はいろいろ見ながら走っていたが、体調もすごく良好だし、馬の動きには満足している。コースの芝丈も短く、馬も走りやすかったようで、コースをとても気に入っているようだ」と語った。

　ラッキースワイネスは2023年に香港スプリントなどG1を4勝。昨季は故障などで2戦未勝利に終わり、今季初戦だった7日のハンデ戦では世界最強スプリンターのカーインライジングに次ぐ2着だった。もしスプリンターズSを勝てば、香港調教馬としてはサイレントウィットネス（2005年）とウルトラファンタジー（2010年）に続く3勝目となる。