フォーエバーヤングが復帰戦勝利、BCクラシックへ好発進

2025年10月02日 12:25

 4月のG1ドバイワールドカップ以降は休養に入っていたフォーエバーヤングが、1日に船橋競馬場で行われたJpn2日本テレビ盃(ダート1800m)で復帰。危なげない勝利で11月の米G1ブリーダーズカップクラシックに弾みをつけた。

 フォーエバーヤングは縦長の展開の中で5番手を追走し、第3コーナーで外から進出。直線入り口で先頭に立つと、内で食い下がるレヴォントゥレットを楽に突き放して2馬身半差の勝利を収めた。

 矢作芳人厩舎の4歳馬フォーエバーヤングは昨春の米G1ケンタッキーダービーと秋の米G1ブリーダーズカップクラシックでいずれも3着。今年は2月のサウジカップで海外G1初制覇を果たし、4月のG1ドバイワールドカップは3着だった。

 今年のBCクラシックでも有力候補に挙げられているフォーエバーヤングの勝利は、米競馬メディア『bloodhorse.com』でも報道。坂井瑠星騎手の「負けられなかったのでホッとした。休み明けとしては申し分ない状態だったし、次のアメリカに向けて結果や内容も必要なレースでしたが、いい内容だった」とのコメントを伝えた。

 さらに同メディアによると、矢作師は「ゲートでつまずかなかった時点で勝ったと思った」「(BCクラシックは)世界最強馬を決める戦いになるだろう。さらにパワーアップさせなければならない。心を込めて準備していきたい」と語った。