フォールンエンジェルが英G1サンチャリオットSを完勝、5歳の来年も現役続行へ

2025年10月05日 08:39

 英G1サンチャリオットステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)が現地4日にニューマーケット競馬場で行われ、馬場の中央付近で先行した2番人気のフォールンエンジェルが背後でマークする4番人気ブルーボルトを一騎打ちの形から振り切って完勝した(2馬身1/4差)。

 フォールンエンジェルは発馬でややバランスを崩すも立て直して先行態勢に入り、馬場の中央付近でブルーボルトら3頭を率いて先行。外ラチ側に1番人気のシンデレラズドリームら5頭に分かれると、残り3ハロン付近からフォールンエンジェルとブルーボルトが馬体を並べて抜け出し、最後の1ハロンでフォールンエンジェルが突き放した。

 シンデレラズドリームは2頭が抜け出しはじめた残り3ハロン付近では4馬身近く後ろを追走し、ブルーボルトとの差を詰められないまま4馬身1/2差と離されて3着に敗れた。

 K.バーク調教師が管理するトゥーダーンホット産駒の4歳馬フォールンエンジェルは通算5度目のG1制覇。8月の仏ロートシルト賞、9月の愛メイトロンステークスに続き、3カ国で3カ月連続のG1勝ち(重賞6勝目)とした。

 バーク師は英競馬メディア『racingtv.com』に対して「恐らく彼女のキャリアベストだ。2着馬を除けば何頭かの優秀な牝馬たちをかなり離した」「スタミナがもつはずだから1マイル1ハロン(9ハロン)か1マイル1/4(10ハロン)をまた試してみたいが、彼女はマイルが好きだし上手く走る」と今後に向けてうれしい悩みが生じたと話し、元気であれば5歳の来年も現役続行の意向を明かした。

 また、バーク師はフォールンエンジェルを2週後のクイーンエリザベス2世ステークスに出走させる可能性も示唆している。