仏G1ロワイヤリュー賞、コンセントが2番手キープから突き抜けて圧勝
2025年10月05日 08:44
仏パリロンシャン競馬場で現地4日にG1ロワイヤリュー賞(3歳以上牝馬、芝2800m)が行われ、L.モリス騎乗の7番人気コンセントが2番手キープから直線入口で4番人気サントリニスターに並ぶと、豪快に末脚を炸裂させて4馬身1/2差の圧勝を収めた。
外枠から2番手を確保したコンセントは逃げるサントリニスターから1馬身ほどの2番手をキープ。直線入口で手応え良く並び掛けると残り300mで抜け出し、2着争いのサントリニスターを一方的に突き放した。
さらにクビ差の3着に3番手追走の8番人気ラビッツフットが粘り込み、1番人気のベッドタイムストーリーは道中で後方2、3番手と位置が悪く7着に敗れた。
コンセントはM.プレスコット調教師が管理するロペデヴェガ産駒で重賞初制覇。昨年8月末にデビュー勝ちして今年は7月に始動すると、8月に重賞初挑戦のG3レディオライリー賞、9月の前走はG2パークヒルフィリーズステークスと2着を続け、G1で見事にステップアップを果たした。これで通算6戦3勝(2着3回)としている。
2022年にアルピニスタで凱旋門賞を制したプレスコット師は英競馬メディア『PA news agency』に対して「彼女は来年も現役を続けるからうれしいよ。かなり小柄だからレースにはあまり使わないと思うが、私にはまた1年頑張る励みになる」と喜んでいる。