ソーピードアンナが米G1スピンスターSでまさかの完敗、このまま引退も

2025年10月07日 14:52

 現地5日、米キーンランド競馬場でG1スピンスターステークス(3歳以上牝馬、ダート9ハロン)が行われ、昨年の米年度代表馬ソーピードアンナがまさかの4着に沈み、このまま現役引退の可能性が出てきた。

 5頭立てのレースは4番人気のジンジンが逃げ、圧倒的な1番人気のソーピードアンナが差のない2番手、2番人気のナイトロジェンも僅差の3番手という展開。ソーピードアンナは第3コーナーでナイトロジェンに抜かれると直線入り口ではさらに4番手まで下がり、そのまま鞍上がほぼ追うことなく勝ち馬から約8馬身半差の4着でゴールした。

 勝ったのはナイトロジェンの追撃をアタマ差でしのいで逃げ切ったジンジン。B.ウォルシュ厩舎のハイテイル産駒で、昨春のG1ケンタッキーオークスではソーピードアンナの12着と大敗していたが、約1年5カ月後の再戦でリベンジを果たした。

 絶好の展開で完敗となったソーピードアンナのF.プラ騎手は「好位置にいたと思っていた」「いい流れだったのに、コーナーに差し掛かるとあっぷあっぷだった。全く前に出られなくなったんだ」と米競馬メディア『Daily Racing Form』にコメント。K.マクピーク調教師はレースの1時間半後のXへの投稿で、検査結果で異常は見られなかったものの、これがソーピードアンナのラストランになるかもしれないと引退を示唆した。