ライアン・ムーアの息子トビー君がいよいよ騎手デビュー!金曜に「ゴドルフィンの勝負服」で

2025年10月09日 13:54

 クールモアの主戦騎手を務め、日本でもおなじみのライアン・ムーア騎手(42)の長男、トビー・ムーア(17)が金曜日(10日)にケンプトンパーク競馬場で騎手デビューを果たすことが決まった。

 ライアンの長男のトビー君は今年5月にゴドルフィンの専属厩舎であるニューマーケット(英国)のチャーリー・アップルビー厩舎で見習い騎手になったことが伝えられていた。10日のケンプトンパーク競馬場では1R(AW1200メートル、10頭立て)の2歳戦でゴドルフィンのヴァルドルチャ(牝、C・アップルビー、父オアシスドリーム)とコンビを組む。

 8日のレーシングポスト電子版の記事では5月にニューマーケット競馬場の調教で父、ジェームズ・ドイル騎手と3頭併せの調教にまたがったことが紹介されており、アップルビー師は「トビーは今シーズンから私たちの仲間に加わり、経験を積んでいます。まだ初騎乗を果たしていませんが、ローリーマイル(ニューマーケット競馬場)の調教を経験したことが助けになって、いいレースをできればと願っています」とコメントしている。

 ライアン・ムーア騎手は数々の神騎乗で知られ、現在の欧州を代表するレジェンドジョッキー。祖父、父が調教師という競馬一家に育ち、弟2人もジャンプ競走のジョッキーとして活躍(現在は引退)。妹は元アマチュア騎手で現在は英国の競馬メディアのリポーターをしている。

 ライアン・ムーア自身は近年、クールモアのエイダン・オブライエン厩舎(バリードイル)で主戦騎手として世界中の大レースで活躍(先月、右大腿(だいたい)骨の疲労骨折が判明したため、年内は休養)。その息子はクールモアのライバル、ゴドルフィンの勝負服でデビューすることになる。

出典:日刊スポーツ