豪G1コーフィールドギニーはオータムボーイが快勝、2着にアドマイヤマーズ産駒

2025年10月12日 06:38

 現地11日、豪コーフィールド競馬場で15頭により争われたG1コーフィールドギニー(3歳、芝1600m)は、D.レーン騎乗の2番人気オータムボーイが6番手追走から残り100mで抜け出し、中団から追撃するアドマイヤマーズ産駒のプラネットレッド(10番人気タイ)を振り切った(0.75馬身差)。

 最内枠のオータムボーイは先頭から5馬身ほどの位置で内ラチ沿いを追走し、最終コーナーから先行集団の外に切り替えて直線へ。粘る先行勢を抜き去って残り100mで先頭に立ち、外から追い上げるプラネットレッドを振り切った。

 さらに1.75馬身差の3着に3番手追走のオブザーバー(8番人気)が粘り込み、1番人気のウォートンはプラネットレッドの後ろから直線半ばで手応えを失い10着に沈んだ。

 オータムボーイはC.ウォーラー調教師が管理するジオータムサン産駒の牡馬で重賞初制覇。2歳終盤の今年6月にデビュー2連勝して明け3歳は9月のG3ミンダイナスティクオリティ(2着)から始動し、前走のG1ゴールデンローズステークス(7着)と2連敗していた。これで通算5戦3勝としている。

 豪競馬メディア『racing.com』に対してウォーラー師は、ジオータムサンの複製品のような馬を探していた際に、オータムボーイをひと目で完ぺきに感じたことを明かしつつ「厩舎に来るすべての馬を誇らしく思っている。しかし、ジオータムサンのようなチャンピオンであったり、彼の息子や娘を得た時というのは、とりわけスペシャルさ。先週はオータムグロー、今回はスーパー牡馬のオータムボーイだからね。本当にスペシャルだよ」と喜んでいる。