​米G1クイーンエリザベス2世CC、ラッシュリップスが逃げ切り勝ち

2025年10月13日 12:40

 現地11日、米キーンランド競馬場でG1クイーンエリザベス2世チャレンジカップ(3歳牝馬、芝9ハロン)が行われ、T.ガファリオン騎乗のラッシュリップスが2番手追走から抜け出すそつのないレースで快勝した。

 ラッシュリップスは逃げるアピュレントリストレイントから2馬身ほど後方を追走。勝負どころまでそのポジションをキープし、第3コーナーから差を詰め始めると直線半ばで先頭に。最後は2番手に上がってきたラウレリンを1馬身1/4差で退けた。

 3着にはさらに3/4馬身差でアピュレントリストレイントが粘り込み、7月のG1ベルモントオークスを含む3連勝中だった1番人気のフィオンは4着に敗れた。

 B.ウォルシュ厩舎のラッシュリップスはテンソヴリンズ産駒。前走のG1デルマーオークスは半馬身差の2着に惜敗したが、今回はしっかり逃げ切ってG1初制覇とした。なお米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ウォルシュ調教師は111日のG1ブリーダーズカップフィリー&メアターフ参戦については、中2週の間隔に加えて11ハロンの距離が少し長すぎるかもしれないと消極的な姿勢だった。