コックスプレート有力馬のサーデリウスが検査不合格で除外、メルボルンCも出走不可に
2025年10月18日 11:38
現地25日の豪G1コックスプレートと11月4日の豪G1メルボルンカップの両方で本命視されていたサーデリウスが現地でのCTスキャン検査で不合格となり、両レースへの出走が不可能となった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。
サーデリウスはメルボルン大学馬学センターでCT検査を受け、オーストラリア、英国、米国の代表者で構成される独立した画像診断専門家委員会で審査された。その結果を踏まえ、骨や軟部組織の病変の活動を分子レベルで3D画像に示す最先端のPETスキャンを、メルボルンカップの獣医プロトコルの一環として初めて受けた。
レース主催者のレーシングヴィクトリア(RV)は「PETスキャンの結果とCTスキャンの結果を検討した結果、サーデリウスは負傷リスクが高い」との見解を発表。同馬を春季期間で出走除外とした。
フランケル産駒の5歳馬(南半球基準)のサーデリウスは昨年までデリウスの馬名でフランスを主戦場とし、G1パリ大賞3着、G2ニエル賞2着、G1凱旋門賞8着などの戦績を残した。今年からはオーストラリアのG.ウォーターハウス&A.ボット厩舎に移籍。9月のG1アンダーウッドステークス、今月4日のG1ターンブルステークスを連勝していた。