​スタディオブマン産駒カルパナ、英チャンピオンズフィリーズ&メアズSを連覇

2025年10月20日 11:10

 現地18日、英アスコット競馬場でG1英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス(3歳以上牝馬、芝11ハロン211ヤード)が行われ、ディープインパクト系スタディオブマン産駒のカルパナが昨年からの連覇を達成した。

 1番人気のカルパナは逃げ馬から差のない2番手でレースを進め、2番人気タイのキジサナは3番手、エストレンジは中段の5番手にポジションを定める。隊列に大きな変化なく直線に入ると、カルパナが残り2ハロン手前で先頭に立ってスパート。そこへキジサナとエストレンジも伸びてきたがカルパナとの差は縮まらず、勝利したカルパナから2馬身半差の2着にエストレンジ、さらに3/4差の3着にキジサナで決着となった。

 A.ボールディング厩舎の4歳牝馬カルパナは昨年のこのレースでG1初制覇。今年は7月末のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで強豪カランダガンの2着に入るなどG1で善戦を続けて一時は仏G1凱旋門賞の1番人気に推されていたが、9月の英G3セプテンバーステークスで2着と不覚を取り、前走の凱旋門賞でも7着に終わったものの、牝馬限定戦に戻った今回は1年ぶりの白星を手にした。

 ボールディング調教師は「今季はなかなか思いどおりにいかなかったが、今日は素晴らしいパフォーマンスだった」とコメント。「少しプレッシャーもあったし、凱旋門賞の直後(中1週)で走らせるのはリスクもあったが、もしかしたら私たちは今年ずっと彼女を軽視していたのかも。彼女はこの状況で力を発揮してくれた」と語った。

 なお同師はカルパナの今後については「どうなるか分からない」と明言を避けている。