ホークマウンテンが英G1フューチュリティTを制す、A.オブライエン師は通算12勝目
2025年10月26日 10:12
英ドンカスター競馬場で現地25日に2歳G1フューチュリティトロフィー(セン馬不可、芝8ハロン)が行われ、4番人気のホークマウンテンが並んで隊列を率いる僚馬アクション(3番人気)と最後の1ハロンを叩き合った末に1/2馬身差で競り勝った。
5頭立てのレースはホークマウンテンとアクションが先頭で引っ張り、2列目から1番人気のベンヴェヌートチェッリーニと2番人気のオクサゴンが追走。残り3ハロンでオクサゴンが早くも苦しくなる一方、ベンヴェヌートチェッリーニは前の2頭に並んで抜け出していった。
しかし、ベンヴェヌートチェッリーニも最後の1ハロンを前に脱落してホークマウンテンとアクションの一騎打ちとなり、抜きつ抜かれつの争いからホークマウンテンに軍配。さらに2馬身3/4差の3着にベンヴェヌートチェッリーニが続き、オクサゴンは最下位に沈んだ。
ホークマウンテンは父ウートンバセット、母ハイドレンジア、半姉にウイングスパンを持つ超良血牡馬で、8月9日のデビュー戦こそ5着に敗れるも、次戦の初勝利から前走のG2ベレスフォードステークス、そして今回と3連勝でクラシックの登竜門を突破した。
上位3着独占でフューチュリティTを通算12勝目としたA.オブライエン調教師は、英競馬メディア『attheraces.com』などに対して「彼は大きくて力強く、信じられないほどの精神力を持っている。必要なものはすべて備わっていて、非常に素直で何でもこなす。これ以上ないほど満足しているよ」と素質を絶賛。
「ホークマウンテンはマイルから始めるクラシックホースだ。アクションはもっとダービー向きのようだね。去年はドラクロワで同じ道を進んだけど、我々は恐らくそうすべきでなかった。アクションはランボーンの弟だしよく頑張ったよ」と続け、ベンヴェヌートチェッリーニの敗因については道悪の馬場状態に求めた。