ドバイWC覇者ヒットショー、米G3ファイエットSで3歳勢を一蹴
2025年10月28日 12:35
現地25日、米キーンランド競馬場でG3ファイエットステークス(ダート9ハロン)が行われ、4月にG1ドバイワールドカップを制したヒットショーが3歳世代の有力馬たちを退けた。
大外枠から出た2番人気のヒットショーは6番手で最初のコーナーを回り、1番人気に推されていたゴスジャーと3番人気のブラケットバスターの3歳勢を前に見る位置取りに。最後の直線に入るとまずゴスジャーが先頭に並びかけたが、そこへブラケットバスターを振り切ったヒットショーが強襲してあっという間に差し切り、そのまま勝利を収めた。
1馬身差の2着には最後方から突っ込んできた6歳馬ラトルンロールが上がり、G1プリークネスステークスとG1ハスケルステークスでいずれもジャーナリズムの2着だったゴスジャーは3着、G1トラヴァーズステークスでソヴリンティの2着だったブラケットバスターは4着と古馬の壁に跳ね返された。
B.コックス厩舎のヒットショーはキャンディライド産駒の5歳馬。ドバイワールドカップでは日本から参戦したフォーエバーヤングらを下してG1初勝利を飾った。その後は帰国初戦だった6月末のG1スティーブンフォスターステークスで5着。8月にリステッドを勝ったものの9月末のG2ルーカスクラシックは4着どまりだったが、今回は昨年に続く連覇で健在をアピールした。