優勝候補筆頭だった2冠馬ソヴリンティ（牡3、W・モット）が熱発のため、出走を取り消すことが29日、発表された。主催者の想定オッズで単勝2・2倍の1番人気だった。

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　衝撃のニュースに対し、ライバル陣営から同情の声が上がっている。有力馬フィアースネス（牡4、T・プレッチャー）、マインドフレーム（牡4、同）を出走させる馬主「リポール・ステーブル」のマイク・リポール氏は自身のX（旧ツイッター）を更新。「ソヴリンティ、ビル・モット（ウィリアム・モット調教師）、そして、この素晴らしい馬に関わるすべての皆さん、心中お察しします。ほとんどの方は目にすることができないのですが、調教師、獣医師、厩務員、そして、厩舎で働くすべての人々が、この馬たちの最高の瞬間に備えるためにどれほどのストレスを抱え、眠れない夜を過ごし、そして、たゆまぬ努力をしているのか。計り知れない重圧だと思いますし、このようなことが起こると、本当に胸が張り裂ける思いです。残念ながら、私も同じ立場に立ったことがあり、本当につらい思いをしました。競走馬を所有し、私たちは偉大な馬たちと競走する機会を求めていて、ソヴリンティはまさに偉大な馬の1頭です。今日はビル（モット師）、彼のチームの全員、そして、ソヴリンティを愛するすべての人々に同情します」とメッセージを送っている。

　リポール氏が所有するフィアースネスは昨年のBCクラシック2着馬。前走でパシフィッククラシックSを制し、枠順抽選後に発表された主催者想定オッズ（モーニングライン）では単勝5・0倍でソヴリンティに続く2番人気。マインドフレームは同11倍で5番人気タイの評価を受けている。

出典：日刊スポーツ