BCジュベナイルフィリーズターフ、日本馬スウィッチインラヴは11着

2025年11月01日 11:44

 現地31日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ(2歳牝馬、芝8ハロン)が行われ、日本から参戦した坂井瑠星騎乗のスウィッチインラヴはブービーの11着に終わった。

 スウィッチインラヴは果敢にハナを奪ってレースを牽引。後続を2馬身ほど離して逃げ続けたが、ペースが上がり始めた第4コーナーで馬群に飲まれて万事休す。直線での巻き返しもならなかった。

 勝ったのは道中で後方に控えていた欧州の伏兵バランティナ。直線入り口では内で包まれる厳しいポジションだったが、O.マーフィー騎手が巧みな手綱さばきで進路を見出して伸びていくと前で粘っていたグラウンドサポートを差し切って先頭に立ち、勢いのままゴールに飛び込んだ。

 1馬身1/4差の2着にはゴール寸前でグラウンドサポートをアタマ差でとらえたパシフィックミッションが入り、先日に引退を表明したL.デットーリ騎乗のイマジネーションザレディは4着。1番人気に推されていたアルティメットラブは5着までだった。

 D.オブライエン調教師はこれがうれしいブリーダーズカップ初勝利。テンソヴリンズ産駒のバランティナは5月にデビュー2戦目で勝ち上がって以降は欧州の重賞で3着、2着、5着と結果を出せていなかったが、米国遠征で大金星を挙げた。