グスタードがBCジュベナイルターフでG1初制覇、木村騎手は惜しい2着
2025年11月01日 11:47
現地31日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルターフ(2歳牡馬・セン馬、芝8ハロン)が行われ、C.スミヨン騎乗の欧州馬グスタードが木村和士騎乗のスタークコントラストに競り勝った。
大外枠なうえにゲートの反応が今ひとつだったグスタードは中団からのレースとなり、スタークコントラストは前の数頭が飛ばす展開の中で4番手からに。コーナーで外からポジションを上げていったグスタードは直線に入るとすぐに先頭に立ち、そこへ内を突いて盛り返してきたスタークコントラストが猛追したが、最後はグスタードが押し切った。
圧倒的な1番人気のグスタードに追いすがった伏兵スタークコントラストは3/4馬身差の2着で、木村騎手のブリーダーズカップ初勝利はならず。さらに2馬身1/4馬身差の3着にはノースコーストが続いた。
A.オブライエン厩舎のグスタードはスタースパングルドバナー産駒で、6月にデビュー2連勝でG2コヴェントリーステークスを制覇。その後は仏G1モルニー賞、愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークス、英G1デューハーストステークスでいずれも2着と惜しいレースが続いていたが、今回はきっちり勝ちきって待望のG1初勝利を手にした。
オブライエン調教師はこれがブリーダーズカップ通算21勝目。今年6月に死去したD.ルーカス調教師を抜いて歴代単独トップとなった。