「米年度代表馬の可能性ある」老舗競馬メディアがフォーエバーヤングの賞レース“参戦”を伝える
2025年11月03日 13:20
「賞レース」に参戦-。日本馬の歴史的なBCクラシック制覇から一夜明けた現地時間2日、米国の老舗競馬メディア「ブラッドホース」電子版はフォーエバーヤング(牡4、矢作)が米年度代表馬のタイトルを獲得する可能性について言及している。
現地1日に行われたレースから一夜が明け、2日はデルマー競馬場で矢作師が現地メディアの取材に対応。ブラッドホース紙は記事の中で「(直行する次走の)サウジCの前にフォーエバーヤングは異なるタイプのレースに参戦する。数十年に一度と言われたBCクラシックでシエラレオーネを半馬身差で破ったことで、フォーエバーヤングはエクリプス賞(北米の年度表彰)の最優秀古馬に輝く可能性があり、年度代表馬(ホースオブザイヤー)になる可能性もある」と伝えた。
今年の米国では3歳馬のソヴリンティがケンタッキーダービー、ベルモントSで2冠を制し(プリークネスSは出走せず)、トラヴァーズSを圧勝。同馬は熱発のため、BCクラシックを取り消している。ブラッドホースは「フォーエバーヤングが今年、北米で1回しかレースに出走していないことを考えると、ソヴリンティが年度代表馬の最有力候補」としながらも「昨年のBCクラシック3着馬であり、牡馬牝馬含め、(フォーエバーヤングが)今年の米国で走った最高の馬だったという主張は成り立つ」と紹介している。
エクリプス賞は米国の年度表彰。過去には木村和士騎手が日本人として初めて受賞(最優秀見習い騎手部門)。21年にはBCフィリー&メアターフを制した矢作厩舎のラヴズオンリーユーが日本馬として初めて受賞した(最優秀芝牝馬)。BCクラシックの走りで、フォーエバーヤングが最優秀古馬部門を受賞する可能性は高く、年度代表馬の可能性も見えてきた。