豪ラッセルボールディングSのシュトラウスは6着、ジミーズスターが快勝

2025年11月05日 14:05

 豪ランドウィック競馬場で現地1日に行われたラッセルボールディングステークス(3歳以上、芝1300m)に日本からシュトラウスが参戦。中団の後ろから迎えた直線で不利を受けるなど流れに乗れず、勝ち馬から5.61馬身差の6着に終わった。

 単勝26倍で6番人気タイのシュトラウスは15頭立ての13番枠から1馬身ほど立ち遅れ、鞍上のJ.モレイラ騎手がすぐに内へ誘導して後方5番手で中間点を通過。馬群の中から迎えた直線入口では四方を囲まれて頭を上げる形になるなど加速できず、進路が開いた残り200mから追い上げるも遅きに失した。

 シュトラウスの直前でラチ沿い追走の1番人気ジミーズスターがロスなく立ち回って快勝し、その外で道中並走の3番人気レディーシェナンドーが2.67馬身差の2着。シュトラウスと同じモーリス産駒で人気も分け合ったマズがさらに0.38馬身差の3着に逃げ粘った。

 勝ったジミーズスターはパーインカント産駒の6歳セン馬でC.マー調教師が管理。今年4月のオールエイジドステークスなどG12勝しており、今回で通算2210勝(24回)としている。

 ラッセルボールディングステークスは重賞未格付けながら賞金総額300万豪ドル(約3億円)、1着賞金1725000豪ドル(約17100万円)の高額レースで、2019年に創設のウィナーズステークスに前年のジ・エベレスト覇者の馬名を冠して行われてきたが、今年からレーシング・ニューサウスウェールズ前会長のR.ボールディング氏にちなんだレース名に改称された。今年の上位3頭は前走でジ・エベレストに出走していたのをはじめ、歴代優勝馬にはベラニポティナ(連覇)、プライベートアイ、エデュアルドなどのG1ホースが名を連ねている。