初勝利から13日後の快挙、ストリクトリービジネスがクラウンオークス制覇

2025年11月07日 11:51

 現地6日、豪フレミントン競馬場でG1クラウンオークス(VRCオークス、3歳牝馬、芝2500m)が行われ、J.アレン騎乗のストリクトリービジネスが初勝利からわずか13日後にG1を制す快挙を成し遂げた。

 大外枠だったストリクトリービジネスはスタートで出遅れて最後方からのレースに。道中もポジションを少し上げただけで残り600メートルでもまだ後方にいたが、直線に入ると横一杯に広がった先行勢の外からスパート。残り200メートルを切ったところで先頭まで突き抜け、最後は2着のザパールズに3.5馬身差の圧勝だった。

 T.カーベリー厩舎のストリクトリービジネスはグラント産駒。約7カ月ぶりの出走だった10月24日にデビュー2戦目で初勝利を挙げると、その8日後の11月1日にはG2ウェイクフルステークスで2着と善戦。さらに5日後のここで一気にG1制覇へと登り詰めた。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、1400メートル戦での初勝利から2500メートル戦のG1勝利まで2週間足らずの軌跡をカーベリー調教師は「信じられない道のりで、みんなが誇りに思っているだろう」とコメント。アレン騎手もストリクトリービジネスの成長は「想像を絶する」と驚きを隠せない様子だった。