現地8日、豪フレミントン競馬場で行われたG3クイーンエリザベスステークス（3歳以上、芝2600m）に日本から遠征中のゴールデンスナップが出走。好位キープから迎えた直線で一時は劣勢となるも、しぶとく巻き返して勝ち馬から2馬身差の3着に粘り込んだ。

　7番人気のゴールデンスナップは12頭立ての大外枠からスタートを決めると2番手で向正面に入り、じっくりと脚を溜めるように先頭から2馬身少々の4番手に控えて中間点を通過。終盤にペースが上がると2頭にかわされ、直線の残り400mでは6番手と苦しい形勢となるも、そこから差し返しにいく勝負根性を発揮して3着を確保した。

　道中5番手を追走したD.レーン騎乗のウイスキーオンザヒル（3番人気）が、4番人気のエトナロッソとともに直線入口でゴールデンスナップをかわし、そのまま2頭による追いくらべを制して1着（1馬身差）。1番人気のバードマンは最後方から末脚不発で8着に敗れた。

　ウイスキーオンザヒルはG.トンプソン調教師が管理するリブチェスター産駒の6歳セン馬で重賞初制覇。前走はG3ジーロンカップで5着に終わり、出走順32位でメルボルンカップの出走が叶わずにこちらへ回っていた。